京極夏彦,読書七王国の玉座,京極 夏彦,竜との舞踏,絡新婦の理,講談社,講談社文庫,魍魎の匣

絡新婦の理 文庫版

長い。
並行して読んでいたのが、「七王国の玉座」の「竜との舞踏」だったというのもあって、けっこう時間的にも長くかかってしまいました。

そのせいもあって、ちょっと自分の中では焦点がぼけてしまっています。
なんていうか、このシリーズの事件の全体を仕組んだ黒幕的な何かがいるかのと思ったのですが、そうでもなかったみたい。

あと、美人姉妹が、だれがだれだか途中でわからなくなる問題が……。

うーん、好みとしては「魍魎の匣」が、1番好きですねぇ。

えっ、次はもっと分厚いの?上下2巻?マジか…。

京極夏彦,読書京極 夏彦,史上最強の哲学入門,講談社,講談社文庫,鉄鼠の檻

鉄鼠の檻 文庫版

あいかわらずおもしろく、そして、おもしろいと思った時点で、全然話が進んでいないというスタイルです。

悪くないんだけどね。

今回のお話は、なんとなく今までの集大成的な感じがしないでもない。今までのお話が全部絡んできていて、そこがおもしろかったです。久遠寺さん、ものすごくいい人で好きです。

お話のメインは、禅。
これは、「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち」で、ちょっと理解したような気がしていたけれど、わかったようになるのが1番危ないとグッサリとクギを指された感じでおもしろい。「伝えられないもの」を「伝える」というのは、いったいどういうことなのか。そういうどうしようもなさそうな事を延々と積み上げてきたんだなぁ。

百田尚樹,読書マスコミ,マンガ,戦争,映画,永遠の0,百田 尚樹,講談社,講談社文庫

永遠の0

ストーリーは、凄くいい。
実際、最後の2章なんて、寝る時間を削って読み進みました。
主張していることにも、ものすごく納得できます。

でも、なんだ?このノレなさは。

これが、小説ジャンなくてルポタージュなら、超感動したと思うんですよ。
小説であっても、多分、回想の部分が、三人称で書かれていたら、もうちょっと入り込める気もするのですが。

何だろう。
老人たちが、自分たちの戦争体験を蕩々と話す。

「それは昭和○○年、○月○日のことじゃ……」

事典?なんか、カンペでも見て話しているような感じがして、しかたない。

「そして、わたしはそのとき、妻を思いっきり抱いたのじゃ」

って、そんなこと、この世代の人たち、絶対に言わないからと思ってしまいます。

そして、この主人公兄弟と新聞記者のなんか、薄っぺらさ。

うーん。特効に対する主張、海軍やマスコミに対する問題提起(それは、今への問題提起でもある)は、ものすごく正しいと思うのです。

でも、それをなんか生きていない登場人物を通して見せることで、なんか全部嘘くさくなっている気がする。

うーん。主張したいことはわかるし、共感もするのだけども、物語というか小説としては、おもしろいとは感じなかったです。

だから、もしかしたら映画とかマンガは、もっと面白いのかもしれないと思いました。
うーん、わりとわたしは基本原作至上主義者なんですが。

デビュー作だから、粗のかなぁ。
本屋大賞の「海賊とよばれた男」は、面白いのかな?あわない物はあわないような気もする……。

映画見た方、どうですか?

松宮宏,読書万城目 学,松宮 宏,秘剣こいわらい,講談社,講談社文庫,鴨川ホルモー

秘剣こいわらい

京都を舞台に和邇氏の活躍を描きます。

和邇といえば、もちろん、湖西の和邇でしょう。だから、多分、小野氏、そして、聖徳太子につながっていく……。
てなことを考えられるのは、地元ロマンの良いところ。

まぁ、そんなことをすっ飛ばしても、関西舞台の不思議な青春物で、わたしは、鴨川ホルモーを思い出しました。巧みさは、ちょっと万城目 学には負けていますが、同じにおいがする。
こっちの方が、アホ度が高い。でも、それは突き抜けているということで、悪いことではないです。

ラストの1文の意味が一瞬分からなくて、わかった瞬間、爆笑していました。

菊地秀行,読書マンガ,島本 和彦,菊地 秀行,講談社,講談社文庫,魔人,魔人学園,魔闘学園

魔闘学園

帝高校……ということで、「魔人学園」の続編を期待していたのですが、まったく違う世界の帝高校でした。
ということで、最初は、テンションが落ち気味だったのですが、読んでいるうちに元気が出てきた。
この元気の出方は、島本 和彦のマンガを読んだときと同じ元気のでかたです。スカッという感じ。

でも、最後は甘酸っぱいわ。