新谷かおる,読書メディアファクトリー,刀神妖緋伝,新谷 かおる,未完の肖像,MFコミックス

刀神妖緋伝6

前巻を読んだのは、10年以上前ですな。
ほぼ、人間関係とか忘れていますが、それでも、楽しめます。

7巻はもうでないのかなぁ。どっかで続きかかないのかなぁ。

アガサ・クリスティー,中村妙子Agatha Christie,アガサ・クリスティー,クリスティー文庫,ハヤカワ文庫,ミステリー,リアル,ロマンチック,子ども,愛の旋律,早川書房

未完の肖像 クリスティー文庫77

クリスティーのウェストマコット名義の愛の小説第2弾。
ということで、今回、謎解きはなしです。

前回の「愛の旋律」は、派手派手な展開でしたが、今回は、主人公が地味な性格なので、展開もちょっと地味な感じです。もうちょっと、派手な展開の方が、わたし的には好みです。
でも、これも主人公の子ども時代から丁寧に書いています。なんで、こういう人に育ったのかが、よくわかる感じ。

母親がなくなって、夫に裏切られて、精神をだんだん病んでいくという展開は、まさに、クリスティーの半生そのものですな。
まあ、クリスティーがこの小説の主人公ほど弱かったとは思えないけれど。でも、人にはいろいろな面があって、そのうちの1つをクローズアップしてみていく感じ。
そのクローズアップの仕方というのは、とても巧いです。だから、シーリアにも共感できる部分はあるし、ダーモットにも共感できる部分がある。
語り手の画家は、その両方を理解できる読者的な位置にいて、これも、なかなか巧みだなぁと感じました。

グラニーが、衰えていくところとか、こわいぐらいにリアルです。そういう細かいリアルさと、ロマンチックな飛躍が、クリスティーの小説、ミステリーなしでも読める魅力です。
というか、もともと、ミステリーをそんなに読めないわたしでも、楽しめるところです。