前田利家(下) 決戦!本能寺
信長や秀吉を凄い人とかくと利家が活きてこないし、利家ばっかり目立つとでもなぁとなるという難しさは、この時代の物語にはある気がします。
せめて、強い奴が敵陣営だとかきやすいのかな。
まあまあ、夫の凡庸さに思うところはあっても、やっぱり、この夫でなけりゃ楽しくないんだろうなぁと思いますよ。
しかし、信長、秀吉と仕えていたところが、功名が辻だと思っていましたが、実は、この関ヶ原あたりが、本当の辻だったのですね。
それはちょっと、思っていなかった(迂闊!)
賢いのも、やり過ぎると嫌みになるし、そのバランス感覚が、いいんでしょうね。
司馬 遼太郎 / 文藝春秋(2005/03)
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