LOVELESS2 限定版
Hなシーンがないけれど、なんとはなしにとってもやらしいマンガっていうのがあって、「LOVELESS」は、そんなマンガです。
あと、わたしのなかで、そういうカテゴリーに入れられているマンガって、秋里 和国の「ルネッサンス」があります。
「放課後プレイ」もそうだったのですが、どんどんストレートな方にいっちゃって、味が薄くなったと思います。
こういう感じのマンガは、けっこう貴重だと思います。
1点の変態(笑)にさえ目をつぶれば、あとは、いい男たちなので、そういう結論になるよなぁ。まあ、「ルネッサンス」を書いた秋里 和国ですから、この結論は、あたりまえといえば、あたりまえ。
でも、もうちょう、3人のうちの誰かを選ぶぐらいになるのかなぁと思っていたり、いろんなことがバレて、「それでも…」っていう結論にもっていくかと思っていたので、そのあたりは、ちょっと肩すかしをされた感じがします。
秋里 和国のコメディです。
この文庫本では、なぜか名前が、秋里 和国弐になっていますが(笑)やめて欲しいですね、こういうことは。
この人の最高傑作は、「TOMOI」だと思っています。「青のメソポタミア」とか、「ルネッサンス」は、妙な色っぽさがあって好きでした。
この人のコメディなんですが、立ち位置はちゃんとマイノリティの方に立っているのに気づいて、ちょっと感心しました。
こういうのは、時代の雰囲気をもろにうけてしまうものなのですが、この人は、ちゃんとした考えをもってかいていたんだなぁと思った。