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東京日和

昔。20年以上前。
クラブの試合で合宿した東京の町で、天才アラーキを見た。多分。

となりを歩く女の人の方を何度も何度も、振り返りながら、しきりに、

「おもしろいねぇ。おもしろいねぇ。」

と繰り返していた。
女の人が、何と答えたかはわからないが、2人のニコニコとした笑顔は、印象に残っている。

多分、その愛しのヨーコだったのだと思う。

数年後、アラーキの写真全集を見てた時に感じたのだが、天才アラーキの撮る女の人って、美人度さがって写ることが多い気がする。
でも、ヨーコさんだけは、美人度が増して写っている気がした。

廃墟になっていくバルコニー。

人は、それでも、生きていく。
生きていかなければ、ならないのでしょうか?

 

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教室の悪魔

豊かになって手に入れたもの。この自由。
そして、この不安。
もともと、人間は、自由に生きられるようにつくられていないのかもしれないなぁ。自分が望んで、手に入れた自由なんだけれど。

かなり酷いいじめの現実と、それに対して、大人がしていかなければならないことが書かれています。
大人顔負けの。というか、子どもだからできる執拗さ。

大人ならある程度、いじめられても、それだけが世界ではないとわかるのだと思います。でも、被害者の子どもにとって、学校という場は世界のほとんどを占めている。逃げ場がない。
それは、加害者も理解していて、さらに追い詰めていく。

マスコミは、「責任」が好きだけれど、「責任」以上に、今やらなければならなければならないことがある。
もし、誰かに、「誰かが悪口言っていたよ」とご注進するヤツがいたら、そいつは、親切ではなくて、親切顔なトラブルメーカーだ。でも、そんないつも接している世間やマスコミに、そんなトラブルメーカーが、大きな顔してまかり通っている現実がある。

ほんと、マスコミ、ご注進好きですよね。

センセーショナルな「責任」で、解決に向かわずに、引っかき回して喜んでいるのも、多分、いじめが、少なくならない原因だと思う。

まぁそれでも、文句の1つも言わず(1つ、2つしか言わず)、大半の教師は、24時間教師をしている。
せめて、後ろから、鉄砲で撃つような真似だけは、しないようにしなければ。

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アマゾネスのように

こっちは、「ガン病棟のピーターラビット」のときのような、イヤな感じは少ないです。
でも、それは、「ガン病棟のピーターラビット」の方を先に読んでいるので、中島 梓に慣れただけかも……。

まあ、生き方は、人それぞれだ。
生きたいようにというか、それぞれが、1番楽なように生きるのがいいと思います。

精一杯、ギリギリまで自分を追い詰める人にしても、わたしは、それはそれで、その人にとっては楽な生き方なんだと思います。
だって、ゆったり生きろと言われても、つらいだけでしょ?

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ガン病棟のピーターラビット

中島 梓のガン闘病日記です。

まあ、最初から、金持ちは金の力でワガママ全開、とばかしにとばしているので、共感したり、それがなにかの励みになったりは、多分しないと思います。

まあでも、しんどいので余裕がなくなるということはあるのかも。そして、それを隠さず書いているというのは、もしかして、すごいことなのかもしれません。

でも、書く物語は好きなので、長生きして欲しいなぁと思います。

人格と作品とは、まったくほとんど関係がないということが、よくわかるお話。