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子どもたちは電子羊の夢を見るか?1 0歳からはじまるデジタル教育

ものすごい未来が来ると20年ぐらい前には思っていたのですが、最近は、そうでもないなぁと。
多分、ただ単に、わたしが年を取ってきたということもあるのだと思いますが。

でもねぇ、数年で総入れ替えしてしまわないと「危険」といわれてしまう機会を、教育の場に持ち込んで、永遠にまわし続けるって行政的に本当に可能ですか?

たしかに、そのことに対する教育というのは絶対に必要だと思うのだけれども、その1点だけでも、無理無理じゃないかと思ったりするのです。

まあ、Windowsは10から後は、ずっと「10」と言っているので、今までみたいにOSのサポートが切れて使えなくなるということは無くなるのかもしれないけれど。それでも、新しい技術を入れたモノは古い機械では再生できなくなっていく。そして、企業としては、新しいモノを購入し続けてもらわなければならないのだから、当然、以前のモノでは再生できない技術を新しいモノには入れこんでくる。

デジタルになって劣化しない永遠のデータを手に入れたと思っていたら、数年後には、誰も読み取ることができないデータになっていたりしないか?それなら、劣化はしやすいけれど本のカタチにしておいた方が、たくさんの人の目に触れてなくなる速度もおそかったりという皮肉も出てくるのではないか。

今この場でしなければならない教育と遠い未来を見据えて考えていかなければならない教育の2種類あって、それをうまく分けて考えていくことができなければ、無駄なことにものすごい予算とお金を費やすことになる気がします。
これは、デジタル教育だけではなくて、教育全般でずっと言われ続けてきていることだとは思うけれど。